第283回英語授業研究会 3月22日(土) 14:00~17:00

ビデオによる授業研究「雪の日の授業」

令和6年度の授業研は、「温故知新:語研の授業に学ぶ」というテーマで長勝彦先生の対面での最終講演で始まりました(2024.5.11)。そして今年度最後の研究会(次回)はその長勝彦先生の40年前の公開授業のビデオに学ぶ会で締めくくります。長勝彦先生もオンラインで参加、解説の予定です。

授業:昭和59年2月17日(1984年)に江東区立亀戸第三中学校で行われた公開授業の記録ビデオを用いた授業研究(第1学年)

■授業者: 長 勝彦 (江東区立第三亀戸中学校教諭 – 当時)

■授業者より:公開授業の指導案冒頭に授業者(長勝彦先生)が寄せた紹介文より

1. 授業を行うにあたって

 9月の中旬より2週間、教育実習生が来た。早速、月曜日の授業を参観してもらい、次回からそのクラスの授業をやってもらうことにした。学校行事のため、第2週目、水曜日の授業がつぶれ、そのクラスの4回目の授業が最後の授業となり、研究授業となった。月曜日の次は金曜日が研究授業なのである。このように週2回しか授業ができないような場合はしばしばある。学校行事、祝日等のために1週1回という場合も珍しくない。生徒に英語に対する興味、関心をもたせ、学習意欲をおこさせることが大変難しい時代となった。
 このような時こそ、教材の扱い方、指導法をより一層工夫しなければならないと思う。10年位前より、教材のドラマ化を試みてきた。日常の授業形態の中で、教材のドラマ化はいろいろ制約があるが、生徒の各グループごとに、教材を紙芝居、人形劇として作品化させ、1時間の授業内に発表させてきた。中学校3年間の英語教材の中で、どの教材をドラマ化させ、そのような形式で発表させるかを、年間指導計画の中に盛り込んでおく。日常の中では、Teacher-to-pupil dialogue, Pupil-to-pupil dialogue を継続的に行い、特にspeak outさせることに重点をおいている。教科書や必要に応じてtalk and listen cardを持たせることによって、生徒に英文を最初から無理矢理に暗記させることなく、readingからspeakingへ移行させる学習をつみ重ね、生徒に相手の顔を見て話すcommunicationの基本を身につけさせることにしている。
 本日の授業は第14課が終わった段階で、第14課のまとめとして、readingからspeakingへ移行させる学習として、簡単な寸劇を行わせて、それをビデオに撮り、その場で画像を再生し、自分たちの演技を自己評価(1.相手の目を見て話をしているか。 2.相手の話の内容をよく理解して聞いているか。 3.英語らしい音声であるか、等)させることにしている。このような学習を積み重ねていくことによって、学期末、学年末に制作する寸劇、紙芝居、人形劇等が容易になり、質の高い作品を完成させることにつながる。   (授業公開時の指導案冒頭より引用)

教材

NEW CROWN English Series 3 Lesson 15 part 1(現在進行形)

日 時:2025年3月22日 14:00~17:00

会 場:東京都立両国高等学校附属中学校(教室は当日玄関に掲示)
  住 所:〒130-0022 東京都墨田区江東橋1-7-14
  電 話:03-3631-1878
  交 通:錦糸町駅(JR総武線・東京メトロ半蔵門線)より徒歩5分、
              住吉駅(都営新宿線)、菊川駅(都営新宿線)より徒歩10分

参加申込み

→ https://forms.gle/6QhnxxMR8dUFgfZj8

■オンライン参加について

今回はオンライン参加も準備しています。ただし、ビデオやスライドの画面共有は通信や機材の関係もあって充分な画質を確保できないことも多いので、固定設置されたビデオカメラで、会場のスクリーンを中心に中継・配信する簡易的な配信に限定します。この点をご理解の上、希望される方は、上記所定の参加申込みをした上で、以下の「授業研へのお問い合わせ」から「オンライン希望」をメールで直接お知らせ下さい。(案内メールへの直接の返信は避けてください。)

研究会へのお問い合わせは、こちらのアドレスにメールでお願いします。

→ eigojyugyoukenkyukai@gmail.com

■毎回の案内メールを希望される方は、次のリンクで登録フォームにお進み下さい。

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