第249回 竹内謙輔先生の授業(高校)

249回 英語授業研究会
東京都立竹台高等学校 竹内 謙輔先生

長先生 249回を迎えました。最近は高等学校の先生も増え、大変ありがたいと思っています。最近の懸念は小学校ですが、小中高と連携をしていきたいです。

・学校概要
竹内先生 5年目です。まだ拙いですが、よろしくお願いします。
創立80年目。生徒は多様です。
在京入試をしているので外国にルーツを持つ生徒もいれば、
大学を一般受験をする生徒や専門学校、就職までいます。
英語のレベルも英検一級から「りんご」を英語で言えない生徒もいます。
   本時の目標は「態度」の部分です。
積極的にコミュニケーションを取れているかどうかを見ていただければ
と思います。

   

<授業>
導入 Oral Interaction
Welcome to Tokyo
3 sacred treasures
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・ 三種の神器 ”three sacred treasures”は少し難しいので、パラフレーズしても良かったのではないか
・ ビデオ映像は少し長かったか
・ ペアワークなど自由に話すような場面を入れてウォームアップをしてもいいのではないか
・ 生徒は先生の英語を理解しているようだった
・ 自分の娘の写真を出したのは、いいこと。基本。
・ 「英語の授業は英語で」は基本。英語でなんとか授業をしようとしているところはとてもいい

invent a new thing−導入
・ 問題点を出してから、それを解決する物を作る、というようにした方がいいのではないか。具体的な物を作るには。→確かにそうだと思う。他クラスでは、校舎の建て替えをするのにどのような物がいいか、という問いかけにしたらよく出てきた
・ social welfareがわかるのか。社会福祉とわかるのか→確かに難しいと思った。
・ (convenient / eco-friendly / social welfare / invent)←語彙はわかるか、簡単な語に置き換えてあげても良かったのではないか。(eg) easy to use / good for environment / help people / make a new thing
・ グループ分けは、カラースティックなどを使い、「ランダム」のように見せて、実はteacher-controlした班にしてもいいのではないか

展開 Group work ・ 白紙の状態で物を発明させすぎているのではないか
・ 自由な発想を意図している点は理解できる
・ グループワークが成立しているのは素晴らしい。先生と生徒の関係性ができている証拠
・ 英語の補助が少しあった方が良かったのではないか
・ 先生が出した例示は面白い。ただ、先生のモデルをどう見せるのかを考えてみてもいいかもしれない。生徒のプレゼンのモデルになるようなプレゼンにした方がいいのか。→当初はドラえもんのどこでもドアを最初に例示として挙げたが、それに生徒が引っ張られてしまったので、変えた。
・ グループワークからプレゼンへの橋渡しに留意しなければいけない
・ もう少しフレームの手助けをすると良かったのではないか
・ プラスワンダイアログのような表現の補助が必要だったのではないか

Group Presentation
・ 発表までの時間が短かったのに、生徒がなんとか伝えようとしている、またちゃんと聞こうとしている態度がとても良かった
・ 次にALTの授業があるということで、次までにどのようい変えていくのか指示をしてもいいのか
・ 評価基準や発表フレームを事前に与えてあげてもいいのかもしれない
・ 生徒の自由な発想、なんだろう、と生徒が思って聞いているのが素晴らしい
・ 生徒の発表に対して先生がWhyと聞き、それを聞いた他の生徒が自分のプレゼンに活用しているところは良かったのでは、と思った。
・ 日頃どういうことをさせているのか。両国の場合は年間10回程度プレゼンをしているので、それが積み重ね。それがあれば
・ 書画カメラを用いる
・ モデルの提示が一番重要。
・  —フォーマット  言葉の積み重ねー教科書の言葉がヒントになる
・ いろんなところで使われた表現がプレゼンに出てくるような仕掛けー根気が必要。
・ 日頃からの表現・語彙/授業の中での積み重ね
・ プレゼンの経験値
・ 帯活動の必要性
・ 成功経験が必ず次に繋がるー発表の回数を増やす
・ グループの利点と難しさが両者見られた
・ 言葉に慣れて、言葉に
・ 楽しい、やらされた感がないところは良かった
・ クラスマネジメントーここまではくだけてもいいけど、それ以上はダメとか
・ グループ活動を英語にするのはなかなかまた難しいかもしれないが、そこが課題
・ 英語で言えることを増やしていって、その中で話せることで発表につなげる方が、日本語で考えて発表させるよりもハードルが低いのではないか
・ 生徒と教師の英語の発話量を増やす
・ 褒める表現を複数使う、など先生が使う英語の質を上げることで生徒の発話の英語の質も上がる

次回 1月13日(土)第250回

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