第260回 黄先生の授業(中学)

第260回英語授業研究会
令和元年7月6日
世田谷区立緑丘中学校
黄先生

<ウォームアップ>
活動 意見
 果物の名前が言える(果物の絵を見て答える)
 その果物が好きかを答える • 導入・挨拶でもう少し表現を広げてみたらどうか。
(eg) 7/4なのでToday is Independence day.
• 興味を持たせることが大切

<一般動詞導入>
一般動詞をどのように導入するか??

いちご農園の写真を見せて、教師のイチゴ狩りのエピソードをみて「たくさん食べ過ぎた」 “I ate a lot. I had too much.”

• 小学校の導入に近いので、違和感ない導入。
• 小中の違いは文字の導入
• 一般動詞”have too much” の内容は先生のジェスチャー等で上手く導入できていた
• しかしながら、他の一般動詞に関しては理解があやふやなのではないか
• 普段からのclassroom Englishで一般動詞は対応できるのではないか
• bingo等使って語彙の定着を図るようにしたらどうか。スパイラルに学習することが大切。
• 絵を使って単語を導入をするのも一つの例
• I had too much (= I ate too much)をイントロで入れてしまうと、教科書の We have too much (food) の意味を「食べ過ぎてしまった」と間違って解釈してしまう可能性がある

listening
教科書の場面・Baker先生の提案を想像させ、グループで話し合わせる(日本語の使用)
生徒から引き出す
咲は持って帰るの賛成かな?(日本語で問いかける)→ 日本語で問いかけ、日本語で返させる
目標「本文の内容がわかって、登場人物になりきって演じられる」提示 • 全文通して聞いていない状態で音読するのは難しい。レッスン全体を聞いてからならわかる。

• Listening pointとReading pointを提示するのは中1から?→今回のレッスンから
• 英語と日本語のスイッチが多いのは逆に負荷が大きすぎるのではないか
• ねらいの提示が遅いのはなぜ?:ネタバラシになってしまうと思った→授業の最初で特に問題はないのではないか
• doggy bag自体は教科書の内容外で異文化理解と絡めて導入したら
• 「必要に応じて日本語を使用」というのは、本当に「必要」だったのか?
• 話し合いの時の机間巡視が足りない
• 言語活動が目標なのか、内容理解が目標なのか

フラッシュカード
音読活動

• 音読のバリエーションがあって良かったが、個人で読むものが多かったので、次の役になりきって読む読み方につながっていなかったのではないか。
• 単語の発音の練習はできていたが、文章になった時の発音の確認は少なかった
• 教師の褒める表現がたくさんあって良かった
• 音読の確認はもう少しスピーディに
• 個人読みで読めていないときは、確認をして、全体に戻してはいいのではないか
• ペア読みを全体でやるにしては、音読の練習は足りていない。
• 決まったことをそのままやるのは意外に難しい。それをさせるのならもっと練習をさせなければいけない
• 教師の指示は明確だった
• ペアで役になりきって読む
• フラッシュカードを用いて文字を音声化させる活動をさせていたのはgood
• 詰まってしまった生徒は黒板のものをヒントにしていたのか?

<長先生より>
one word one meaningは危険
四方読み:どの生徒が読めているか、読めていないかを確認する。必ず活動には目的がある
Review workがなかったのは残念
教科書で表現として出てくるのは一回だけ。それだけでは使えるようになるのは無理。常に使える場面を考え、帯活動や復習活動等の場面で入れていくことを考える必要がある。
中学校の英語は身近なものを表現できるようになることが目標。常に使わせることを考える。

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