第224回 森沢俊彦先生の授業

<本日の授業について>

対象:豊島区立西池袋中学校第1学年

授業者:森沢俊彦先生

教材:Total English 1

単元:Lesson 5 ホール先生の家族

単元の目標:

1) 一定量の音声情報について正しく聞きとることができる。

2) 本文の内容を理解し、正しい強勢、イントネーション、区切りなどを用いて音読できる。

3) 場面や心情に応じた音読ができる。

4) パートナーと協力して本文を暗唱することができる。

5) 自分や自分以外の人が「~します。」という文をつくることができる。

6) 三単現のsを用いて、クラスメイトや家族を紹介できる。

7) Does ~? / Yes, he/she/it does. / No, he/she/it doesn’t.を用いてたずねたり、答えたりできる。

8) doesn’tを使って否定文をつくることができる。

9) Whoを使って人物についてたずねたり、答えたりできる。

 

<本時の展開>

 

  1. 挨拶 (3 min)

曜日、日付、天気を言う。

  1. BINGO (5 min)

机間巡視をしながら「単語―初めの3文字―単語」の順でリズムよく読み上げる。生徒は「リーチ」「ビンゴ」の発声をする。

  1. Song 「Hello, Goodbye」 (5 min)

歌う前にポイントとなる単語(今回は’good’, ’say’, ’low’, ’know’)の発音・強勢を確認してから歌う。歌詞を覚えている生徒は何も見なくてよい。

  1. Small Talk

9/18(授業日)生まれの有名人を4人紹介する。生徒は先生が何について話しているのか予想しながら聞き、質問に答える。サッカー選手の部分では「ジュンイチはサッカーをします。」から’Junichi plays soccer.’を答えさせ、続けて疑問文・否定文も提示した。

この活動を行うなら、日付を聞いた直後にした方がよいという意見が出た。また、先生のsmall talkではなく生徒のsmall talkにできればさらに良くなる。

  1. 前時の復習

①単語の復習

前時に発音のみ教えた語句を、フラッシュカードを用いて復習する。

②文法の導入

ピクチャーカードを使い、本文の内容を導入する。黒板に貼ったピクチャーカードの下に、ターゲット文の一部(「_____ _____ boy?」「_____ _____ _____ Tom.」)を書き、その文全体を答えさせる。

せっかくピクチャーカードを使っているので、ターゲット文ではなくピクチャーカードを指しながら質問した方がよいという意見が出た。

  1. 内容理解

①リスニング

リスニングポイント(「ホール先生の弟の職業は何?」「ジャックの妹は大学で何を勉強している?」)を示した後に、本文のCDを聞く。その後、ポイントの答えを言わせる。

②模範音読

先生の後に音読する。

③一斉練習

起立して本文を5回読む。終わったら座って教科書に印をつけ、本文をノートに写す。

1度の音読のみで一斉練習にしても読めない生徒が多いと思うので、その前に何度もみんなで読む練習をする必要があるという意見が出た。

  1. 内容の確認と挨拶 (3 min)

教科書を見ながら、先生が言った日本語に相当する部分を読む。

 

それぞれの学習活動の中で、生徒への発問や発音練習をする際、質問内容と生徒の名前を1人ずつ言っていたので、そこを省けば生徒が英語を話す時間がもっと増えるのではないかという意見が出ました。

先生がある生徒に対して質問したことを、まわりの生徒が日本語に言い直している場面や、先生からの英語での質問に対して生徒が日本語で答える場面が多く見受けられました。全体的に元気があり、生徒同士が協力し合っているクラスです。生徒の協力関係を維持したまま、生徒がもっと英語を使う機会を作ってあげられれば、何倍も濃い授業展開になるのではないかと感じました。
(文責 都立両国高等学校附属中学校 山中)

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