第215回 アクティブラーニング型の英語授業

日 時 2013年5月11日(土) 午後 2時から

会 場 東京都立両国高校附属中学校

内 容 「アクティブ・ラーニングを目指した授業」

第215回英語授業研究会は、両国附属中3年生の授業ビデオを使って、山本崇雄先生がアクティブ・ラーニング型の英語の授業の実践を紹介しました。この授業は、先日、ELECのビデオ研究会でも公開されたものです。

**************** 中学三年生の4月授業を紹介します。教科書を使った最初の授業で、授業開き的な要素も入っています。個、ペア、グループと学習形態を変えながら、自ら学ぶ力を育てるアクティブラーニングを取り入れた授業です。フォームを意識した、CLTやTBLTの実践を見ていただけたと思います。まだ、試行錯誤の段階ですので、実際に授業を見ていただいた上での意見は大変参考になりました。 また、4月当初の授業としては、様々なルール作りや、クラスマネジメント等は全学年に共通する部分でした。授業開きは個々数年、授業研で取り上げていますが、それぞれの先生で共通する部分も見えてきています。その辺りを整理できれば面白いと思っています。(山本)

***************** 参加者より

●辞書や文法書を使いながら協力し合って身につけたことは教師が一方通行で伝えたことより忘れにくいのだと感じました。ただ、あくまで生徒が自立して取り組んでいるように見えて、実は山本先生の課題の設定がとてもうまいものだと思いました。推測させて事実を確認する、易しいものから難しいものにする、聞く、話すから読む、書くという順にするなど生徒が取り組みやすいステップが踏まれていることが参考になりました。

●グループワークでのSay ‘Thank You’や教科書を交換させての線引きなど共感して「私もやりたい」と感じました。

●間違いを恐れてあまり発言しないという場面に、自分の授業では何度かあったのですが、今回の授業では生徒が積極的に話している様子が分かりました。授業の中で、間違う経験をさせ、間違うことをプラスに捉える指導をしていきたいです。

カテゴリー: 研究会の記録 パーマリンク