日時:2014年4月12日(土) 午後 2時から
会場:東京都立両国高校附属中学校 内容:中学1年生の授業
(1)導入(Greeting/Warm-up/Presentation of the New Material) Greeting:ぺアで挨拶してから座る。教師がその後に、個に尋ねる。同時に、挨拶した相手のレポートをさせる。曜日・日付・天気を全体で確認する。 挨拶の後で、「今日の目的」を黒板に日本語で提示する。 Warm-up:生徒全員を立たせてラインゲームをする。曜日・好きな色・好きな天気などの質問を行い答えられた人がいる列は座っていく。復習を兼ね教科書のピクチャーカードを使ったQAを行い、he・ she ・Is she~?・Is he~?などを聴かせる。 一般動詞の導入(Presentation of the New Material): likeとplayとhaveの3つの動詞を使って一般動詞の導入をしていく。始めにスポーツの絵が描かれている7つの絵を黒板に貼って、それぞれ(カードに一つ一つ書かれた)3つの動詞をあてはめ、どの動詞が使えるか確認していく。Playのあとには、スポーツ名が入ることを理解させる。 同様に教科名の絵に、それぞれlikeとhaveとplayのカードをあてて、どれが言えるか考えさせ確認していく。言えると確認できた場合は口頭練習を行う。その後、What subject do you like?と全体に質問し、質問文を3回口頭練習した後、ペアになりお互い尋ねる。一般動詞を使って質問させることができたのは、小学校の頃から、聞いている単語・文であったりする。本課より前に、段階的に一般動詞を使った質問文を聞かせ、答える場面を作っていたからとの説明があった。 最後の7つの絵(持ち物)は、haveに続く語句を考える。T-shirt・camera・capなどの絵が貼られていた。 参加者からは、likeはオールマイティーに使えるのではないか。動詞自体のイメージを持たせたほうがよいのではないかという意見も出された。 長先生よりからは、導入では、いきなりその文法事項を導入するのではなく、それまでの授業で音を潜在的に頭に染み込ませて、音声では聞いたことのある状態にすることが大切との解説があった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)展開 ○Oral introduction of the story:原田先生が、教科書の登場人物の健になりきってスピーチをする。その後、ピクチャーカードを見せて、その内容を英語で確認する。 ○Explanation:本文の内容理解 教科書本文の大切な部分を日本語で確認する。参加者からは、黒板にin my bagを書いてinの意味を日本語で確認するより、イメージで理解させた方がよいのではという意見もあった。 長先生からは、I have an eggplant in my bag.など予想もつかないものを出すと、記憶に残る。生徒の裏を書く。生徒が考えを及ばないものを使う。意外性を授業の中で出すことを心がけると生徒も集中してくるとのアドバイスがあった。 この単元では、バックの中からけん玉がでてくることに意外性がある。 ○Reading aloud ①新出単語・フラッシュカード カードを使って新出単語の読み方を教えてカードをフラッシュ。次に、日本語(意味)を見て英語を言わせる。その後、日本語を見せて、その単語を含む、英文や句を生徒に聞かせて言わせる。書ける必要がある語は、英語を見せて空中に書かせて確認させた。 長先生からは途中、褒める言葉の表現をたくさん持っている方がよい。生徒は、気分が良くなる。フラッシュカードの日本語は、強烈に定着してしまう。低学年ではよいが、高学年では質問する程度で、カードの裏に書かない方がよいとの助言があった。文字に色をつけて、品詞の区別をする必要はない。それよりも学校でやるべきこと、先生にしかできないことがある。フラッシュカードの裏に日本語を書く場合は、その弊害を理解しておくこと ②教科書の音読 (Model reading/Choral reading/Buzz reading/Pair reading/Individual reading) (午後の授業ということもあり、生徒が眠そうな様子だったので)教科書を立たせて音読させる。この音読は、次の発表活動につながるものであったが、普段から英語を使わせているため、少ない音読練習でも生徒は音読することができていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文責 両国高等学校附属中学校 鈴木 悟